極楽ぼっち

ひとりの時間はこうして楽しむ

秋の奈良旅行

奈良県最大のフードフェス

 京都で初雪のニュース。ほんとうなら1月8日は京都にいるはずでした。次の機会を待ちます。「京の冬の旅」も始まったことだし、今年も通いまっせ。

 さて、昨年の秋、奈良公園・登大路園地で開催された2023年シェフフェスタへ行ってきました。前乗りしてホテルウィステリア奈良に宿泊。部屋は新しくてきれい。少し狭いが、ツインルームを一人で使わせていただいたので問題ありません。壁を鏡張りにして広く見せたり、引き出し式の冷蔵庫や折りたたみ式のテーブルを置くなど、ベッドまわりの隙間を有効利用しています。

 

ホテルウィステリア奈良客室の写真
ホテルウィステリア奈良バスルームの写真
ホテルウィステリア奈良のツインルーム

 

 明くる日、徒歩で奈良公園へ。時折小雨がぱらつき、まだ昼前とあって、シェフフェスタの会場はわりと空いていた。視野狭窄のせいで人混みを歩くのが下手になったから、食事をするなら今だと思った。大好物の鮎の塩焼きを見つけ、早速ぱくつく。

 次は一皿で4種類のカレーが楽しめる、スリランカのカレーをいただいた。一見地味な青いインゲン豆のカレーがおいしくてびっくり。締めはモヒート。あいにくの天気で肌寒いが、外飲み最高。抜群の解放感。外気に触れながらお酒を飲むのって、何でこんなにおいしんでしょう。ビールも飲みたかったけど、足が痛くなる前に帰らねば。奈良県庁の屋上広場で休憩後、帰途に就きました。

 

カレーの写真
魚料理の写真
奈良シェフフェスタにて・スリランカのカレーと鮎塩焼き

 

正倉院展の後は駅チカ展望スポットへ

 10月下旬、第75回正倉院展に行くため再び奈良へ。わたしの予約時間は15時から。初めて音声ガイドを利用し、主に室内中央の展示を見学しました。金製の金具が美しい刀子(とうす)など、目当ての宝物はだいたいここに集まっている上、ショーケースが四面ガラス張りで見やすかった。本音を言えば、すべての展示品にじっくり向き合いたいけど、体力がもたない。1時間ほどで会場を出て、宿泊先のスマイルホテル奈良にチェックインしました。

 

 翌日、ランチは野菜を使ったイタリアンなんかいいよなと思いながら、餅飯殿商店街をぶらぶら。ビルの2階に、うってつけのお店がありました。ITALIAN Caravel(イタリアン キャラベル)さんです。イタリアのものでしょうか、雑貨が並ぶおしゃれな店内は、老若男女でほぼ満席でした。

 日替わりのパスタランチを注文。エビとホウレン草のトマトクリームパスタに、サラダと飲み物が付く。もちもちのパスタはもちろん、生野菜の上にトマトのラタトゥイユをのせたサラダがおいしかった。お店の方も親切で、一人でも心地良い時間を過ごせます。次回は夕食で、ピザとワインをいただきたい。

 

パスタの写真
野菜サラダの写真
Caravelさんの日替わりパスタランチ

 

 お店を出ると14時。奈良県庁の屋上広場を再訪しました。駅チカ、無料で楽しめる穴場の展望スポット。ウッドデッキを歩きながら、興福寺の五重塔や青墨で描かれたような山並みが望める。ベンチに腰掛けてぼーっとするもよし。前回訪ねた時は小雨が降っていたせいか貸し切り状態だったので、嬉しくなって1時間くらい座っていた。芝生の中から虫の声がしたような。気のせいだったのかしら。

 

奈良五重塔の写真
奈良展望スポットの写真
奈良県庁展望広場にて

 

奈良

形と色合いがかわいい若草山

 

 この日は晴れ時々曇りで、入場者は多め。親子連れの楽しそうな声がする。穏やかな午後。形と色合いがかわいい、大好きな若草山を眺めて、とてもいい気持ちだった。平和ってこういうことよ。虫の声も、はしゃぐ子どもの声も、平和でなければ聞こえない。戦禍の中にある人々が、早く平和の音を聞けますように。祈らずにはいられませんでした。